ハングリー精神 〜食事〜
子供達にハングリー精神を教えるのは凄く難しい。
なぜならば、大人がハングリーを避けて生活したいから。
食事に関しても同じ。
ハングリーは難しい。
バランスの良い食事がとれない隙間は、安値のジャンクフードが満たしてくれる。
沢山食べたいから、より安いものを探す。
安いものはエネルギーが少ないから安いものが多い。
胃袋をぱんぱんに満たすだけなら、安くて美味しいものがスーパーや街中に溢れている。
人の食欲を満たすためだけに育てられた植物、動物、加工品の数々。
それに群がるたくさんの人。
それを食べて、人の身体と心は満足するのかといえば、たぶん答えはNO。
胃の中に充満する添加物や人工的な食べ物は、それを消化するために私達からエネルギーを奪ってしまう。
そして、一時的に満たされたお腹と脳も数時間もすれば血糖値もさがり、また空しく、不安が生まれ、依存的に次のエネルギーを要求するのである。
一生これを繰り返す。
過食、肥満、生活習慣病から慢性疾患から癌にいたるまで、過度の食事は身体に過度のストレスをかけることになる。
腹八分で医者いらず。
腹六分で老いを忘れる。
腹四分で神に近づく。
腹八分目の教えはここにある。
安くて美味しい食べ物をたくさん食べさせる子育てでなく、少量でも、愛情のこめて、エネルギーを感じれる食事を心がけていきたい。
そして、今でも貧困に苦しむ子供や、愛に飢えている子供達、大人達のことは忘れないでいたい。
そういう人達に共感出来て、愛を与える人になれるように育って欲しい。